久しぶりのストレートプレイ - アントニーとクレオパトラ -

今は通し稽古や小返し(繰り返し確認の稽古)を行っています。

この稽古で演出家のプランと
役者のアイデアとで活発なやりとりを行い
1つ1つのシーンのイメージをふくらませ
テンポや深みを俳優の身体に染み付かせる期間。

この『アントニーとクレオパトラ』は
シェイクスピア得意の悲劇なのですが
格式張った堅苦しい感じではなくて
物語を身近に感じられるような舞台を目指しています。

アントニーを演じられる平さんとは
どうやら35年ぶりの共演になるようです(笑)

普段の声は穏やかで慎ましいにもかかわらず
いざ役に入ると相変わらずの声の良さと響き。

「どうしてこんなに変わってしまうの?」
と思うくらいでまるで別人のようで本当にビックリ!

平さんはおみつよりも年上なのに
何だかおみつが一番年上みたい(笑)

表現の仕方の幅や深みの多様性などは
本当に日々勉強させてもらっています。

さて今回のおみつは
なんと 250才の占い師の役を演じます(笑)

この占い師は
どこかで人の死を楽しんで見ているという面があって
「見えているようで見えていない」
「実在しているようでしていない」という
本当につかみどころのない役です。

この占い師をどのように演じようかと
日々あれこれ模索しているところです。

名古屋公演の初日まで2週間と少し。

久しぶりのストレートプレイで
皆さんに楽しんでいただけるよう頑張っていきますね!

コメント

  1. ミハイル より:

    以前、光枝さんがラジオで朗読された「ぞうのたまごのたまごやき」に長新太さんが絵を手がけた本を見ました。長さんっぽい色使いと画材なのに、王様とか大臣とかは鼻もそれほど大きくはない、いかにも頼もしそうなキャラに描かれていました。