ちょうど一年前、1時間近くにわたるソロミュージカルのお話をいただいたとき
私の前に現れたのはあまりにも高くそびえる山でした。
それでも「これが役者人生の最後の挑戦だ」と心を決め、覚悟をもって歩み始めました。
稽古が始まると、待っていたのは予想以上に手強い登り道!
けれど、演出・作曲の沢木順さん、台本のさらだ・たまこさんが見せてくださった
作品にかける真摯で誇り高い姿勢が、おみつの背中を押し続けてくれました。
断崖のような難所を少しずつ登ることができたのは
彼らの理想に引っ張られたおかげです。
そして、舞台で寄り添ってくださった長谷川幹人さんのエレクトーン伴奏。
その確かなリードがあったからこそ、音楽に身をゆだねて心から演じることができました。
本番の幕が閉じた瞬間、舞台袖には
嬉しそうな表情の沢木さんとたまこさんが待っていてくださいました。
客席からの拍手は、これまで積み重ねてきたものすべてに応えてくれるような、あたたかい音でしたよ!
さらに、四季時代の仲間たちが登壇し
「友達はいいもんだ」を共に歌えた時間も大きな喜びでした。
観に来てくださった皆さまへ、本当にありがとうございました!
*photo by Sawaking *



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